ここを読んでいるということは、あなたはもう婚外恋愛を経験したことがある人かもしれません。
または、これからそんな関係になりそうでしょうか。
既婚者が不貞行為をすることを、かつては「不倫」と呼んでいました。最近では「婚外」と呼ぶ人が増えています。ずいぶんとカジュアルに、そして罪悪感で苦しまなくて済むような呼称に変わったように思います。
既婚者のうちどのくらいの人が婚外の経験があるのでしょうか。
当然それについての公的な統計はありません。あくまでも私の肌感覚では、既婚男性の3%、既婚女性の5%ほどが婚外の経験があるのではと勝手にイメージしています。
既婚男性が100人いたら3人、既婚女性が100人いたら5人というイメージです。
あれ?結構少ないな?と思うかもしれません。
そうなのです。実は次のようなことが言えるのではないかと考えています。
婚外経験がある人は意外と少なく、ごく一部の経験者同士でくっついたり別れたりを繰り返している
だから世の中に当事者が多くいるように錯覚するのかもしれません。
意外と婚外経験者は多くないよ、ということです。
婚外マーケットというものがあるとしたら、限りなくニッチなのだと思います。そのニッチマーケットで、経験者が何回も何回もリピートしている。
そんなイメージで間違いではないでしょう。
婚外沼は無間地獄になりかねない
婚外に対して、罪悪感を覚える人は多いものです。しかし罪悪感があったとしてもそれが必要だから婚外をしているのです。
配偶者との関係性が冷え切っている。会話にならない。セックスレスである。
一言でいうと寂しさですね。
寂しさを強く感じると「婚外」での恋愛活動が必要になります。
でも、もし婚外経験があるとして、あなたは泥沼に足を踏み入れていませんか?
それは不倫相手との共依存の沼という意味ではありません。
不倫相手がいるのに、さらにその人も裏切って不特定多数とセックスを重ねる異常性欲者になっていないか
ということです。
婚外マーケットというニッチな市場で、機会があれば次々と新しい相手を求める人は少なくありません。違法薬物やアルコールと同じように、脳が婚外という行為に依存を始めると止められなくなってしまうのです。
これは「性依存」と呼ばれています。
性的な逸脱行為が止められず、生活が狂っていく状態です。
既婚者マッチングアプリで相手を見つけた人は、婚外は婚外なりに相手に対して真摯にお付き合いをしていると思います。双方がマッチングアプリを退会して、「浮気」はしないと約束して。
しかし、一か月もするとその両方がまたマッチングアプリを始めます。そしてまた新しい人を見つける。それまでの相手はキープしたままです。
そんな状態を20歳の若者が見たらどう表現するでしょうか。
なんてことない、ヤリマン、ヤリチンです。田舎の貧困層の若者がやっているような行動です。
婚外の本当の怖さは、この性依存です。極端な自分勝手さを爆発させて、婚外という一人の共犯相手すら裏切るのです。性依存症になると確実に自分の人生を壊す方向に向かいます。
性病のこともそうでしょう。信頼関係が誰とも結べないという孤独さもそうでしょう。
まさに無間地獄です。
婚外しているのに「寂しさ」を放置すると、性依存に陥る
なぜその無間地獄という名前の性依存へと陥るのでしょうか。
それは寂しいを婚外で埋めたせいです。
初めて婚外をした頃は、ひとりの相手とだけ真剣に付き合っていたと思います。それも何年も。最初こそ楽しく安心できる関係だったはずです。寂しさ、所在の無さを埋めてくれる素敵な関係です。
しかし、寂しさからスタートした婚外は、いずれまた婚外相手に寂しいと思うようになるものです。なかなか会えない、お金もかかる、会えない時に相手は違う人と遊んでいるのではないか、そう妄想するようになるのです。
特に既婚者同士の不倫はこのような状態になりやすいと思います。相手の生活が見えませんからなおさらです。
そして寂しさのあまりに、また新しい相手を増やそうとする。
そこから依存が始まります。アルコール依存と同じ機序で依存症になるのが怖いところ。
性依存を起こすと、すべての人間関係を一気に失う結末が待っています。気が付けば誰一人真剣に向き合ってくれず、自分もまた他人を信用できない状態に。
もしせっかく結ばれた婚外の相手と長く安心して付き合いたいなら、寂しさをもっと上のステージに昇華させていく必要があります。
婚外をするなら、相手とぶつかり合う真剣勝負が必要
もしいま、性依存の状態にあるのなら、一度冷静になりましょう。
複数いる婚外相手の中で、もっとも一緒にいた時間が長く、もっとも多く喧嘩もした相手は誰でしょうか。
その相手だけにもっと真剣に向き合うべきです。その人に「寂しい」「不安」と伝えられるでしょうか。「あなたがいなくなったら困る」とはっきり言葉で伝えられるでしょうか。
そのことで、寂しさはもっと上のステージに昇っていくはずです。
寂しいから付き合うのではなく、好きだから付き合うという強い思いを持てるようになります。
そこに怯えて逃げているから新しい相手をどんどん増やして、地獄になるのです。
婚外は決して褒められる行為ではありません。しかしその関係性が必要だからこそ、婚外相手とは真剣に向き合うべきなのです。もし向き合ってくれない相手ならば、つらいけど別れた方がいいと思います。
たった一人だけ、真剣に向き合える人を選んでとことん長く付き合ってください。そのことで自分の中の孤独感や寂しさが薄れていくはずです。
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