これって詐欺なのでは…マッチングアプリに潜む業者のこと

マッチングアプリに潜む詐欺師

マッチングアプリをやったことがある人は、ほぼ全員が経験していることがあります。

それは、マッチングアプリには何らかの「業者」がいるということ。

やけに出来過ぎた美人やイケメン。

割り切ったセフレを探していると言う美女。

年収3,000万円で未婚、婚活をしていると言う若い男。

マッチングアプリなんて使わなくても、普段息をしているだけで相手が見つかるだろう・・・と言いたくなるような会員をよく見かけます。

しかも彼ら彼女らは、積極的に「いいね」をしてくるし、マッチングするとすぐにメッセージを入れてくれる・・・しかも、すごくノリがいい。頼んでいないのに写真を沢山送って来る。どれを見てもモテそう。しかもLINEをすぐに交換したがる。

なんか・・・出来過ぎてる・・・

ついそう考えてしまいますよね。

その悪い予感は当たるもので、その美男美女たちのほとんどは「業者」です。

この記事ではマッチングアプリに潜む業者の種類と、特徴を教えます。

正しい知識を持って、業者を見分けてくださいね。

業者の種類について

業者には大きく分けて三種類います。

  • サクラ
  • 詐欺
  • 勧誘

それぞれ全く違う種類の存在なので混同しないようにしてください。ひとつひとつ説明していきます。

サクラ

これは、そのアプリにあたかも会員が沢山いるかのように装う存在です。

実際のところ、過疎が進んでいるアプリはめずらしくありません。「会員登録累計〇〇〇万人!」なんて宣伝していても、アクティブユーザーは全国でほんの数百人~数千人しかいないアプリも結構あります。

そうなると出会いは期待できないので会員がもうログインしなくなるし、当然ながら男性は課金をしなくなります。

そのため、運営会社がサクラ行為をするのです。

サクラの定義は、運営会社に雇われて報酬を貰っていること、です。

誤解しがちなのは、アプリを宣伝している人達はサクラではなく、アフィリエイターであるということ。こちらはサクラとは呼びません。サクラは昔から「データ入力」という名目のバイトで情報誌で募集されています。経験したことがある人もいるのではないでしょうか。

サクラは弱小アプリ(会員数10万人以下)によく存在しますが、確実に犯罪行為で、運営会社が逮捕されたケースもあります。

まともな運営会社であれば絶対に避けます。

特徴としては「やりとりがフェードアウトする」「絶対会えない」「気が付くと退会している」というもの。中の人はバイトですから、パソコンに向かって1人10役みたいにこなしています。さらに昨今ではAIによる自動返信も考えられます。すでに中の人すら存在せず、AIと会話しているという状態かもしれません。

詐欺

これが最も遭遇するものです。

あなたから金銭を奪い取ろうとする詐欺師たちです。

最も被害が多いのが「投資詐欺」です。仲良くなったころにこんな誘いを受けます。

「実は友人がアメリカで投資に成功していて、秘密の情報があります。〇〇〇(有名IT企業など)が来年から始める事業に投資できる案件があって、ローンチしたら300倍に増えるのは確実。信じないかもしれないから10万円を投資してみない?来週には12万円に必ずなるから」

そして翌週には本当に12万円になって戻ってきます。それで信じ込んでしまい、数百万円、数千万円と振り込むのですが、本人とは音信不通に・・・

警察に相談すると振込先の口座は、犯罪組織が一般人からだまし取ったものだと分かります。多くはお金は戻ってきません。もちろん有名企業の秘密の事業など存在しません。

投資詐欺の他にも、ボッタクリ被害もふえています。

女性が行きたい店があると誘い、初デートにいくと、そこはぼったくり店。お酒を二杯飲んだだけで20万円請求された、なんてざらにあります。

古典的な手法としては、美人局(つつもたせ)もあります。これは、女性と出会った男性が受ける被害で、「俺の妻に何をするんだ」と夫を名乗る男性が現れ、慰謝料という名目で多額の金銭を奪われるというものです。

しかし、ぼったくりと美人局は成功しない犯罪とも言われています。確実に警察によって逮捕されるため、頭のいい人がやる犯罪ではありません。すぐに警察に駆け込みましょう。

そのため投資詐欺が詐欺の種類になっています。詐欺を仕掛けるのはフィリピンなどの海外を拠点にする詐欺集団です。警察の捜査が及ばないことが多いため、投資話には絶対に乗らないようにしましょう。

勧誘

上記のふたつは違法行為によるものでしたが、実は合法なものもあります。

それが勧誘行為です。

マッチングアプリで出会った相手が何らかの勧誘をしてくるのです。

代表例としては、「宗教」「ネットワークビジネス(アムウェイなど)」「生命保険」などです。

どれも違法行為ではありませんが、「人狩り」するのが商売なので、マッチングアプリを利用するのです。

残念ながら、ネットワークビジネスも生命保険も、マッチングアプリで勧誘するのはもうその商売に限界がある人ばかりです。「もうそんな商売やめなよ、売れてないんだろ、向いてないよ・・・」とひとこと言えば、傷ついて消えていきます。

ちなみに生命保険を勧誘する人の場合、「外資系金融機関勤務です」とか「金融関係です」「ファイナンシャルプランナーです」とか言うことが多いです。生命保険の募集人の人達には、保険屋という職業名にコンプレックスを持っている人が多く、金融業だと言ってごまかします。もちろん金融業界の一業種ですが、イメージは極めて悪いですからね、保険営業は・・・

ネットワークビジネスの場合も特徴があって、やたらと「友達と集まっている」写真を見せたがります。サーフィンや海外旅行、高級車などを見せびらかし、人生論の話をしたがります。「キミも自由にならないか?」みたいなことを言うので、そっとブロックしてください。その高級車のナンバーが「わ」ナンバーだったりします。つまりレンタカーです・・・

マッチングアプリで集客をしようという時点で仕事ができない人なんです。関わるのはやめておきましょう。

なんでも業者のせいにするのは惨めすぎる

業者がいるのはもう避けようがありません。必ずいるものと思ってください。

「業者がいるから出会えない」などと怒る人が男性を中心によく見かけますが、言い訳にもならず、惨めなだけです。

業者の甘い誘いを真に受けて失敗しただけ、としか他人から思われません。

出会えている人は業者を巧みに避けながら、たくさんの人と出会っています。

業者はいて当たり前。

そう心にとどめておきましょう。

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Love Rescue編集部
恋愛系オウンドメディア「Love Rescue」編集部です。中の人は編集部員のRinaです。

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