褒められてもすぐに「否定」する女性。相手が不愉快になっていることに気づけない人

褒められるとすぐ否定する女性

あるタイプの女性に話しかけ、こんな経験をした人は男女ともに多いのではないでしょうか。

「とても肌が綺麗ですね。羨ましいです」

そんなことないです!

「いつもスタイルがいいですね。ジムなどで鍛えているんですか?」

そんなことないです!

「Instagramに載せている料理の写真、美味しそうです。料理得意なんですね」

そんなことないです!

「仕事をいつも頑張っていますね。勉強しているのが伝わってきます」

そんなことないです!

と、こんな具合で、他人が自分を褒めると全力で否定する癖のある女性。実は俺の周辺にはかつて非常に多いタイプでした。少しでも自分が褒められると否定するのです。そんなことない、とか、自分よりも優れている人は沢山いる、とか。

褒める側は別に下心があるわけではありません。何か物を売りつけようとか、宗教やネットワークビジネスに勧誘しようとか、エッチなことをしたいとか、そんなことを考えているわけではないのです。下心があってお世辞を言うのであれば、否定するのも十分理解できます。しかし相手はそう思っているわけではありません。褒める人は、その人の彼氏だったり、友達だったり、後輩だったりと親しい関係の人なのです。

そんなことないです!と否定されると、褒めた側はどう感じるでしょうか。控えめに言っても、ガッカリします。そして不愉快に感じる人もいます。褒めた側は自分の主観を表現しただけなのに、その主観を頭ごなしに否定されるわけですからガッカリもするし、不愉快にもなるでしょう。

なぜ褒められるととっさに全否定するのでしょうか。まずはその心理をひも解いていきます。

「褒められると嫌!」その心理とは

褒められると嫌だと感じる女性の心理はどうなっているかというと・・・

こんな感じに分類できます。

本当にそんなことないのだから、褒められても困る

料理が上手なんですねと褒められても、自分は上手いとは思っていないのだから褒められるのは困る、というわけです。

褒めた人にしてみたら、いや自分は本当に上手いと思ったのだから、あなたの上手いの基準や定義は知らんがな、という気分になります。

馬鹿にされているように感じる

自分はすごいと思っていないのに、やたらと褒めてきて、馬鹿にしているんじゃないの、と考えるタイプです。

当然ながら小学生でもあるまいし、いい年をした大人がそんなことをするわけがありません。

これ言い換えると、旅行先でお土産で買ってきた地元の銘菓をあげたら、「毒が入ってるの?」と相手に訊くのと同じことです。「入ってるわけねえだろ!そんなこと言うなら返せよ」となります。二度と買ってこないわ!と思い不愉快になります。

否定するのが礼儀だと思っている

これは田舎のあまり学力の高くない公立小学校で育った人に多いタイプです。

褒められたら「いえいえ~」「いやいや~」と答えるが礼儀だとどこかでインプットされているようなのです。確かに、褒められてそれを否定しなかったとき、「あいつ否定しなかったぞw」と陰で嘲笑する人たちもいます。田舎のムラ意識の強い、閉鎖的な同質社会では特にそうでしょう。ぽっきいも北海道の田舎育ちなのでその空気はよく分かります。

劣等感を強く持つ人が多い田舎の世界では、褒められたら否定しなければならないという悪癖がついているのかもしれません。陰湿の一言です。

お前に褒められたくない

確かに、人として嫌いに人から褒められて嬉しい人は少ないでしょう。

それを言ってほしいのはお前じゃないんだよなーということです。

そうであっても、それを本人に対して否定するのは幼稚というもの。

「褒められたら全否定オンナ」が理解していないこと

次に、褒める側の心理を考えていきます。

世の中には他人をよく褒める人たちが多くいます。そういう人たちは何を思って他人を褒めるのでしょうか。

褒められたら全否定オンナは、こう想像しています。

「誰にでもそう言うんでしょ?」

褒めた相手に悪意を感じてしまうところに認識不足というか、想像力の欠如があるのです。

褒めてくれる人は、自分の物語に耳を澄ませてくれている

ということが想像できていないわけです。そもそも自分に興味を持ってくれる人なんていないだろう、いるわけがないというネガティブな思いに囚われているのが原因です。

もちろん見ず知らずの男が勝手に興味を持ってきて「可愛い」なんて言ったら、それは警戒すべきです。自分の性欲の発露として褒めているだけでしょうから。

しかし彼氏や同性の友達など親しい人が褒めてくれているなら違うのです。それは、

自分を認めてくれている、リスペクトしてくれている

という表現なのです。

だとしたら答えるべき言葉はこうです。

「ありがとう」

具体的にはこう言えばいいのです。

ありがとう。実際はそれほどでもないんですよ。でも嬉しいです

いつも褒めてくれるんですね。私もそういうの誰かに真似したいな

これは相手の主観を尊重しながら、謙遜もし、感謝をするという言い方です。こう言われると会話も広がります。

料理が上手な人にはレシピを聞きたくなるし、肌がきれいな人には使っている化粧水を聞きたくなるでしょう。主観を伝えるだけではなく、話題も広がって楽しくなります。

しかし全否定オンナはそんなことはお構いなし。そんなことないです!そんなことないです!と繰り返し、自分のことしか考えていないということです。

※※※何度も言いますが、見ず知らずの人にこんなことを言う必要はありません。親しい相手に褒められた場合だけです。

原因は自己肯定感を育めない負のループ

ぽっきいの周囲にかつて多くいた全否定オンナには、やはり特徴がありました。自己肯定感を健全に育む環境になかった人たちばかりでした。

児童養護施設で育った女性、虐待を受けていた女性、境界知能の女性、学校でいじめられていた女性、などなど。結果的にそういう人たちは風俗店に集まるのが自然で、元から低い自己肯定感をさらに低くする行動で自分の生活を上塗りしていくわけです。ぽっきい事務所(風俗店だったころ)はそんな環境でした。

せっかくまともな彼氏が出来て褒めてくれても、「そんなことない」「普通です」などと繰り返し、関係が急激に冷めていきます。そういうことを繰り返していくと、もう誰も褒めない=誰もリスペクトしてくれない関係が増えることになります。

彼氏から「いつもありがとう」と言われても、「何もしてないけど何が?」といつも言っていれば、さすがに居心地が悪くなります。静かに消えていくでしょう。

そうなると年を取るほどに、もっと他人が信用できなくなります。信用できないので、他人をさらに軽く扱い、深い人間関係になることを避けます。そのループで人生は傷つき、修復不能になっていくという流れです。

ありがとう

褒められてその一言が言えたら、自分の心が豊かになっていくのですが・・・彼女たちには難しいことのようでした。大人になるともう誰も注意してくれる人もなく、ただ黙って人が消えていくだけ。

親しい人に褒められたら、感謝を伝えるだけで人生が変わっていくと言うのに。

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ぽっきい
ぽっきいです。 ポルノ産業にて会社経営。函館市出身、東京都在住。各種メディアに男女の出会いについての文章を書いています。これまで出会った女性は約1万人。豊富な経験から伝えられるものがあります。

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