「私と話す男は、最初は優しいふりをしているんですけど、次第に威張るんです。私が大人しく見えるからでしょうか?」
そう言って悩んでいる48歳の未婚女性に会いました。
どんな風に威張るの?と訊いてみると・・・
「お前は何も分かってない」とか
「お前は物を知らない」とか
「お前はインプットが少ない」とか
「お前は幼稚だ」とか
「お前それで何歳なの」とか
そう言われるのだそうです。
私も最初はそんな男ばかりいるの?男運が悪すぎない?って思ったのですけどね、
彼女にこうアドバイスしました。
「そんな男にばかり遭遇するのは、きっとあなたが優しいからよ」
「そうですよねえ~、桜子さん、さすが分かってくれてます」
彼女は嬉しそうにしていました。
断っておきますが、私よりも年上の48歳の女です。
しかし、話を進めていると私の心にモヤモヤしたものが広がっていくのが分かりました。
あ・・・これは男も苛立ってくるの分かる・・・
相槌のうち方に問題が・・・
この女性、相槌に癖があったのです。
癖というよりも、会話の仕方が幼稚なのでしょう。
いや、会話の仕方というよりも人としての何かが成長しなままという感じです。
相手が真面目な話をしていてもすぐ笑うのです。きゃははと笑うのが癖になっています。
たとえば年金の話題になったときのことです。
「年金のことは年金事務所に言って相談するといいよ」と私が言うと、
「きゃはははは、年金事務所?きゃははは」と言います。
「ねんきん定期便は来てる?」
「きゃははははは、定期便ってwwwきゃははは」
そんな調子です。
繰り返しますが48歳です。
難しい言葉(といっても難しくはない)を聞くと、笑って誤魔化す癖がついているのです。
こんな調子で話をしていると、さすがに誰でも苛立ってくるでしょうね。
きつい人はつい攻撃的に指摘したくなります。優しい人は黙って立ち去り、今後あまり関わろうとはしないと思います。
そして中年になった彼女は言うのです。
みんな私が悩んでいても冷たい、と。
彼女が欲しいのは甘えられる場所
きっと、彼女が欲しいのは自分を甘やかしてくれる場所なのでしょう。
主体性も自立もない中年女(こどもおばさん)なので、自分をありのままで受け入れてもらって、よしよしされたいのです。
でも、自分は他人に対して主体的に何かの貢献をすることは無理。
「きゃはははは、貢献?きゃはははは」で終わるはずです。
受け取るのは当然だけど、自分が与えることはできないし、考えたこともない。
そんな中年女に苛立たない人がいるとしたら、他人に無関心な人です。
他人と真剣に関わろうとする人ほど苛立つのです。
「失敗するのが怖いから新しいことが出来ないんです」
「ネット?とか怖いのでスマホとかありえません」
完全に回避性パーソナリティ障害です。もう何もしたくない人格なのですよ。
話す内容や生活習慣は22歳のときで止まっています。
ガラケーを使い、レンタルDVD屋に今でも通い、主たる情報源はテレビ。コロナ初期にトイレットペーパーが無くなるという噂を信じ、一日中駆け回って買い占めたような、そんな中年女です。
大人になるのは一生無理そう
こういう人は田舎にいくとよくいます。
実家暮らしで、食事は母親が作ってくれて、家にお金を入れるわけでもなく、彼氏もいなく、主体性が育つ人間関係もない。失敗したくないから何もしない。
そして大人になると他人から叱られることが増え、こう言います。
「みんな私を決めつけるー」
決めつけてはいなくて、ありのままの評価がそれでしょう。
「じゃあ、自分はどうだと思ってるのか教えて」と私が少し苛立って言うと、今度はこうです。
「桜子さんもみんなと同じだー」
48歳。こどもおばさん。
他人が苛立つのは自分のせいだと知った方がいいです。
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