マッチングアプリでの美人局(つつもたせ):その種類と対策【2025年最新版】

マッチングアプリの美人局

古くは出会い系サイトからある悪質な恐喝行為が、美人局(つつもたせ)です。

この記事では美人局の種類とその対策を、分かりやすく解説していこうと思います。

美人局(つつもたせ)とは?

まずは美人局について解説します。

美人局(つつもたせ、と読みます)は一般的に次のような行為をさします。

美人局とは、男女が共謀して女が第三者の男性と性的関係を持ち、その後に男が現れて自分の妻と関係を持ったなどと因縁をつけて、慰謝料などの名目で金品を要求するゆすり行為

マッチングアプリで女性と出会ってラブホテルなどに行くと、女性の夫を騙る男性がやってきて「俺の妻と何してんだ!」「俺の娘と何してんだ!」と抗議を始めるのです。そして示談金や慰謝料などという名目でお金を要求されます。

江戸時代からある古典的なゆすりです。

男性としては、自分が既婚者であったり、相手が未成年者であったりすると、大ごとになる前になんとかしようと焦り、ついお金で解決しようとするのです。

美人局をやる加害者にとっても、警察に駆け込まれたくはないため、金銭のみで手早く済ますことがほとんどです。強奪される金額は数十万円から数百万円まで幅があります。

2025年の美人局の手口とは

美人局と聞くと、上記のような古典的な手口を想像しますよね。

しかし、犯罪者にとって美人局は逮捕されやすくリスクの高い犯罪です。出会い系サイトの運営会社には電話番号やメールアドレス、IPアドレス、端末識別情報などが保存されているため、簡単に本人特定されてしまいます。

そのような事情から、最近では手口に変化が見られます。

それは、「ゆすられている」と感じさせないゆるやかな恐喝の手法です。代表的なものを紹介します。

ゴムが破れた→示談金を要求

このパターンが増えています。

ラブホテルに備え付けられているコンドームを使って射精したら、ゴムが破れていて中に出してしまった。妊娠したかもしれないので、いまお金で解決してほしい。今後二度と会わないし迷惑はかけないので、50万円をもらって終わらせたい。

男がシャワーを浴びている最中に、女が事前に穴をあけたコンドームとすり替えておくのです。女がゴムをつけてあげて、ばれないようにします。女はピルを飲んでいて避妊しています。

そもそも中出ししたばかりで妊娠したかすら分からないのに、その場で示談を要求するのが特徴です。

これは女性経験が乏しい若い男性がターゲットになる傾向があります。

初対面でホテルに行きたがるなど、女性がやたらと積極的に体の関係を誘うのです。

同意しているのに→レイプされた→示談金を要求

これは芸能人でもよくあるパターンです。

体の関係を持つことは同意していた。飲食店でお酒を飲んで気分が良くなり、いい雰囲気になってラブホテルに入った。セックスに至ったが、酒が覚めると女性は激昂。同意はなかった、酒を飲まされてレイプされたと言い出し、示談金を要求。

同意はなかったと主張するために、女は事前のメッセージのやりとりで性的な発言は一切しません。同意は飲みの席で小さく頷くだけ。「(ホテルに)行きましょう」などとは絶対言いません。証拠がないので男性は圧倒的に不利になります。

もっとも、女側としても本当にレイプだったのかは証明できないため、警察では被害届は受理されません。あまり大ごとにすると女側も名誉棄損で訴えられる危険がかなり高いため、すばやく示談しようとします。

このパターンは社会的な立場がある中高年男性が被害者となるケースが大半です。特にパパ活アプリで見られます。

美人局というよりは、悪質なゆすり行為といえます。

既婚者だと知らなかった→示談金を要求

既婚者であると伝えていたが、女は「自分は婚活をしていた」と主張。時間を浪費してしまったとして、示談金を要求。

これはマッチングアプリというよりも、出会い系サイトにありがちな美人局です。

出会い系サイトは既婚者も独身者も利用は認められていて、プロフィールにその旨を表記できるようになっています。

しかし既婚者である表記を「見ていなかった」「記載がなかった」などと言いだすわけです。自分は出会い系サイトで婚活をしていた、結婚できる年齢が限られているのに時間を無駄にした、だから示談金を支払えというものです。

一見、正論のようで犯罪の臭いがしないため、男性側が悪いと言われかねません。しかし女は最初からこのトラブルを起こすために計画しているのです。

共通するのは「男」が出てこないこと

これらに共通するのは、古典的な美人局と違って男が出てこないことです。

恐喝やゆすりと思わせないようにしているのです。警察に相談されるまでに時間を稼ぎ、手早くお金を奪うためです。

そのためすぐには美人局だとは気づきません。

美人局は組織犯罪?

美人局の犯罪行為は、ほぼ全て組織化されていると思っていいです。

つまり、バックに男性がいて、複数の女性にこのゆすり行為をやらせているということです。

非常に多いパターンとしては、男性は風俗店経営者、女性は風俗嬢です。風俗業界でもやはり売れない人たちはいて、もっと手っ取り早くお金を稼ぐために犯罪に手を染める人が少なくないのです。

女性が1人で美人局をやるかというと、多くはそんな度胸はないでしょう。もし騙した相手が半グレだったら殺されてしまいます。必ずバックに男がいて、組織でやっていると考えていいです。女性1人の単独犯はよほどの低知能か、精神疾患です。

美人局は非モテ男性の性欲につけこんでくる

美人局は女性にモテる男性はほとんどひっかかりません。必ず非モテ男性をターゲットとしています。

性欲を刺激し、判断力を奪い、男の失敗を誘発しようとします。

マッチングアプリや出会い系サイトでこんなことを言ってる女性は、基本的に美人局だと思ってください。

  • 身体の相性を確かめたい
  • セフレでいい
  • 欲求不満なのですぐホテルに行きたい
  • 中出ししていいよ
  • あなたがすごく好み
  • 初対面でホテルに行くのはあなただけ
  • こんなカッコいい男性がなぜモテないの?

少なくともこのようなことを本当に言ってもらえるのは、モテるイケメンだけです。普段、女性に縁がない自分が出会い系サイトをやったからといって、「初対面で中出ししてもいいと言う可愛い女性」と出会うなどありえないのです。

美人局に遭わないための対策

美人局に遭わずに安全に遊ぶためには、次のようなことに気をつけましょう。

初対面でラブホテルに行かない

初対面でのラブホテルは、モテる男だけに許されている行為です。

それもラブホテルに行くことを前提として会うのは絶対やめましょう。女性からしたら、そんな危険なことをやる意味がありません。

美人局ではないとしたら、頭がおかしい女です。いずれにしても関わってはいけません。

会話の記録は必ず残す

性的同意があったのに、同意はなかったなどと言われないためにも、やりとりの記録は必ず残しましょう。

特に警察や弁護士は証拠を重要視します。

美人局の女はやりとりを残さないためにサイトのアカウントを消してやり取りを消そうとしますが、問題が起きる前に会話のスクリーンショットを残しておくことをお勧めします。

会う前に、相手のアカウントのプロフィールもスクショしておきましょう。

何となく気持ち悪くてやり取りをこまめに消す習慣がある男性は気をつけてください。

最近では性的同意を記録するサービスも出始めました。

性的同意記録サービス キロク

Googleのアカウントがあれば簡単に同意記録がとれるサービスです。

男性は同意記録に応じない女性との交渉は避けるべきです。

美人局や狂言は必ず女が負ける!迷わず弁護士に相談する

いくら証拠がないからといって、美人局や狂言が正義にはなりません。

かならず犯罪者が負けます。悪意を持って攻撃してくるキチガイが負けるのです。

問題が起きたら遠慮なく警察や弁護士に相談しましょう。名誉棄損や恐喝行為で返り討ちにしてやってください。

美人局をやる女は必ずその地域で生活しています。家族もいるでしょう。子供がいるかもしれません。キチガイじみた攻撃してくる女を返り討ちにし、正義の鉄槌で家族もろとも滅びさせることも可能です。

既婚者は既婚者マッチングアプリを使う

既婚者は既婚者マッチングアプリをなるべく使いましょう。

不倫や婚外は違法行為ではないし、既婚者同士ならトラブルも起きません。

もちろん、ここでもいきなりラブホテルに行くなどの行為は避けてください。

お勧めの既婚者マッチングアプリは

Cuddle

既婚者クラブ

ヒールメイト

です。この三つは運営会社も健全なので安心して使えます。

XなどSNSのDMでは絶対に会わない

SNSのDMだけで会うのは絶対にやめてください。危険です。

問題が発生したとき、相手の素性を知るためには運営会社の協力が欠かせません。

マッチングアプリや出会い系サイトの場合は、アクセスログやIPアドレス、メールアドレス、電話番号、身分証明書などが保存されているため、開示請求には応じてくれます。

しかし、XなどのSNSでは、問題が起きた時に運営会社が開示に応じてくれるかどうかは運しだいです。Xのサポートは自動化されていて、有人対応はあまり機能していないことは周知の事実でしょう。

SNSではVPNやプロキシサーバー経由などによって素性を隠すことが可能です。メールアドレスも偽装するのはごく簡単です。お金を恐喝されても相手が誰なのか分からない、追跡も出来ないとなると泣き寝入りしかありません。

SNSで知り合ったとしても、かならず出会い系サイトやマッチングアプリを通してから会うようにしましょう。

安全なマッチングアプリを使う

安全なアプリがどれなのか、分からないのが実情です。

そのために編集部では安全が確認されているアプリを集めました。

もちろん、安全なアプリにも不正会員はいますが、健全な運営会社であれば通報に基づいてアカウントを停止処分してくれるはずです。

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