女性と良縁がないまま、気づいたら45歳・・・いい年収、いい住まいに恵まれていても自分はいわゆる「ハイスペック童貞」・・・
なんか毎日が寂しいけれど、もうどうでもいい気持ちが勝っている。でもやっぱり寂しい。出会いたい。
そんなハイスペック童貞さんに出会いの方法を伝授します。
ちょっとした気づきになったら嬉しいです。
目次
M氏。45歳童貞。面倒なのでもうどうでもいいが、最近寂しい
これはぽっきいの親しい友人、M氏のお話しです。
45歳で童貞。女性と付き合ったことは一度もない。
と言っても別に世間で思うほど自分の生活は惨めではない。
大学も出ているし専門職にも就いている。仕事は忙しいが別に苦でもなく、収入も決して悪くはないと思う。同僚や上司との関係性もまあ、普通。
今はそれなりの役職に就き、部下も数人いる。10年前に友人にそそのかされて買ったタワーマンションは7,000万円だった。契約直後は高すぎたなと後悔したが、今では住み心地が良く駅近で買ってよかったと満足しているから不思議なものだ。
食わず嫌いをしがちな性格だが、何事もやってみるものだと思う。
ベランダからの副都心の夜景は絶景。マンションには住民専用の大浴場もサウナもジムもある。
独身貴族なんて昭和の言葉でからかわれるが、自分に女性経験がないのは誰にも言っていない。貴族と呼ぶには寂しすぎる。
女性と付き合うきっかけは若いころは沢山あった。大学のサークルも女子が多かったし、就職してからも同期でよく飲みに行った。覚えているのは、職場の飲み会でのこと。3次会が終わって帰ろうとすると後輩の女性が「二人でもう一軒行きたいです」と誘ってくれた。でももう酔っぱらっていたし、なんか気後れもして「もう帰ろう」と断ってしまったのだ。
あれはもしかしたら、男女関係としての誘いだったのかもしれない。その女性はしばらくして退職してしまった。
いま、45歳になってもうそんなきっかけはない。鏡の中には老けて疲れたおっさんがいる。白髪が増え、目じりの皺も深くなった。顔色も悪い。腹も出てきてすっかりメタボだ。かと言ってダイエットするモチベーションもないので、去年よりも4キロも太ってしまった。
最近思うのは・・・「オレ、一生寂しいままなのかもしれない」ということ。
特に夜ひとりで食事をしているとやり切れない思いに襲われることもある。趣味もないし、友達ももう多くはない。実家の両親はもう80歳近くなって、帰省するたびに老人になっていくのが辛い。両親とのお別れもそう遠くの話ではない。
人生の最後にパートナーと出会えたらいいな・・・と思うものの、正直なところどうでもいい気持ちもある。面倒くさい、でも寂しい。
欲しいのは彼女なのか、セックスなのか、結婚なのか
自分が欲しいのはいったい、彼女なのか、セフレなのか。それとも配偶者なのか。
自分でもよく分からないが、そんなことを言える身分でもない。一人の女性と出会って仲良くなれて、そしたらその後は自然と流れるのではないか。女性経験がないながらもそんなことを考えている。
一緒にご飯を食べてくれる関係でも十分だと思う。
「よし、いま流行りの婚活ってやつをやってみようか・・・」
そう考えて婚活アプリに登録してみる。3か月コースで1万円程度を課金。少し高いなと思ったもののこれで出会えるならと前向きに考え、いざログイン・・・
最初こそ順調にマッチングしてメッセージの交換もできた。きっと年収の高さのおかげだろう。みんな同世代の40代半ばから50歳くらいの女性ばかり。
住んでいる最寄り駅とマンションの様子、勤務先を教えると、女性達は一様に驚く。きっと結婚相手のスペックとして十分なのだろう。自分の持ち物に興味を持たれるのは微妙な気持ちになるが、それでもこんなに女性から声をかけられるなんて非日常的で嬉しくなる。
しかしいいのはその日だけ。翌日になるともう女性達から返事は来なくなる。気づけば「退会済み」の表示。
もう辞めちゃったのか…と思っていたが、ネットで調べてみると、これはどうやらブロックされている意味らしいと知って強いショックを受けた。自分の何が嫌だったのか。コミュニケーションが気持ち悪いのか、顔が気持ち悪いのか。
自分が全否定された気持ちになってしまい、そこからは女性から「いいね」をもらってもマッチングする気持ちになれなくなった。2週間も経たずにログアウトしアプリを消してしまった。
結婚を希望する人たちの中でさえこんな調子なら、自分はもう出会いなんて諦めよう・・・そう思って落ち込んでいる・・・
45歳ハイスペ童貞の恋愛が難しい理由
こんな話は婚活男子の中には珍しくない。
ハイスペック童貞なんて言葉もどうかと思うが、まあその通りであって。年収も申し分なく、仕事も出来る。当然ながら異性関係で不祥事もない。見た目は老けていても年相応で悪くない。
でも、出会いは全く上手くいかない。
なんでだろうね~?なんて本人も周囲も言うかもしれないが、実は不思議はない。
45歳まで女性と縁がなかったのは偶然ではなく、ちゃんとわけがある。
このM氏は優しい人ではあるが、明確に理由があって。
実はM氏、他人とコミュニケーションを取るときに必ず壁を作る癖がある。本人は全く気付いていない。
「好きな食べ物は?」と女性から訊かれて、すぐにストレートな答えが出てこない。
「好きなというのは、毎日食べるものという意味ですか?それともたまに食べるという意味ですか?なかなか一言では言えませんが、そうですねえ、ぐちゃぐちゃ」
という感じを何度でも繰り返す。当然、相手は苛立ってくる。
いや、「どん兵衛です!」とか「すき家の牛丼です!」とかすぐ答えろよと、俺なんかは思う。そしたら気さくな女性なら「私もです」と言ってくれるかもしれない。それとも「独身男性って感じですねw」とからかってくれて、親しくなれるかもしれない。
M氏は必ず「傷つかないように予防線を張る」のだ。それも自然に。手慣れた感じで。もしこれが18歳ならシャイと呼ぶ。でも45歳は小狡さが際立ってしまう。
冗談が通じにくく、「独身男性って感じですねw」なんて言われたくないから、余計ひねくれた感じで予防線を張る。
45歳までこのシャイを大事に抱えていると、恋愛の現場では狡い印象になってしまう。
狡い人という印象を与えてしまうと、相手はどう思うかというと、こうだ。
「この人、既婚者では?」
「この人、宗教の勧誘をするつもりでは?」
「この人、嘘をついている」
だからブロックされるのだ。こんな勘違いをされては、真面目な人ほどショックを受ける。
マッチングアプリで出会うための「恋愛のストレッチ」とは
45歳を過ぎたら、出会いはマッチングアプリしかない。
友人からの紹介なんてもうないし、職場で後輩女性と親密になるのはセクハラになるリスクが高い。結婚相談所なんてものもあるが、実際のところ、マッチングアプリよりも傷つくことになる。
自分より若い女性の担当者に慇懃無礼にアドバイスされるなんて、本当に腹が立つだろう。
だからマッチングアプリをやるのが一番いい。
ただ、マッチングアプリでは恋愛経験の少なさから来るネガティブな癖を変えない限り、何年アプリをやっても何万円も課金しても、疲れるだけだ。
でもマッチングアプリは何度も失敗して苦手・・・
そんな人にごく簡単なマインドチェンジをぽっきいが伝授します。
必要なのはまず「恋愛のストレッチ」です。
恋愛をしたことがないのにストレッチも何もねーよ!と思うかもしれないけど、ちょっと聞いてください。
恋愛のストレッチと言っても難しいことではないです。
なんでも素直に即答する習慣をつけましょう、ということです。
心の筋肉を思い切り伸ばしてみましょう。傷つきたくなくて心の筋肉がこわばっていませんか。
自分の中でもっともカッコ悪くみっともない言葉で、即答する癖をつけるといいです。
「いま何してるんですか?」と訊かれたら、「はい、うんこしてました」です。
「今夜はなにを食べましたか?」と訊かれたら、「チーズ牛丼です」です。
「彼女はどのくらいいないんですか?」と訊かれたら、「童貞です!」です。
童貞ですと言えますか?きっと恥ずかしいですよね。
どう思われるんだろうと心配になりますよね。
でももう覚悟を決めましょう。たしかに「え?」とびっくりされるはずです。でも婚活女子にとっては童貞かどうかなんてどうでもいいんです。
世の中には、童貞=変態、童貞=偏屈、童貞=幼稚、みたいなイメージがあるだけです。童貞であっても「あ、この人はカッコつけない人なんだな」「こんなにいい人なのにチャンスがなかっただけなのね」と思ってもらえたら、別に童貞でも交際に繋がります。
今でも思い焦がれる過去の恋人がいる男よりずっといいでしょうから。
このカッコつけることをやめることが、恋愛のストレッチなのです。恋愛する心の筋肉が伸びるってことです。
童貞がやるべき婚活アプリは「会員数が多い大手」
もし恋愛経験が皆無の場合、マッチングアプリはどういうものをチョイスすべきでしょうか。
昔からなんか胡散臭いマッチングアプリや出会い系はたくさんあります。
たとえば、童貞専門だとか、オタク専門だとか、そういう心の弱みに付け込んだ商売をするアプリは多いものの、例外なくそれは出会えません。やるべきじゃないです。
童貞やほぼ童貞の人ほど、大手を使うことが重要です。
最大手はとにかく会員数が多いですからね。
「大手は出会えないのでは?」と思いがちですが、大手だからこそ童貞は失敗をいくら重ねてもいいと言えます。安全ネットがある空中ブランコみたいなものです。
これが会員がそれほど多くないニッチなアプリだと、童貞は失敗を許されません。会員数が少ないアプリは上級者向けと思ってください。そこでは出会い強者同士が力業で出会っていく場所なのです。男女ともにです。童貞がそんなところにいたら空中ブランコから落ちて大怪我してしまいます。
それに比べて大手は、恋愛経験の少ない女性も数多くいます。自分と同じように恋愛のストレッチが出来てない、壁を作って他人と話をする女性も多いです。
これがむしろ安全・安心に繋がります。自分と似た人たちに接して、結果的に失敗してみてもむしろ学びにつながるので気持ち的には楽ですよ。「これじゃお前、男に嫌われるだろw」とか言いながら、むしろ自分からブロックしてもいいかもしれません。
他人を見て自分の姿が客観的に分かったりします。
具体的にどこがいい?
童貞にお勧めの大手マッチングアプリは、マリッシュとペアーズです。
いまさらマリッシュやペアーズかと思うかもしれませんが、大手が一番安全です。繰り返しますがここなら失敗も許されます。失敗しても失敗しても沢山会員がいます。半年くらいやれば一人は絶対見つかります。
マリッシュは最大手というわけではありませんが、料金が安いことと、きつい性格の女性が少ないのが特徴です。女性の質が柔らかいのはおそらく広告を出す場所が他のアプリと違うからでしょう。婚活ゴリラみたいな女性は少ない印象です。
マリッシュはこちらから
ペアーズは言わずと知れた最大手です。トップクラスの会員数です。大手だけにここで嫌な思いをした人も多いのが現実ですが、それだけ人が多いということです。ここは40代50代が数多くいます。言い方は悪いですが、沢山失敗しても構いません。練習台になる人が沢山いるのです。
ペアーズはこちらから
この二つの大手アプリは大手だけに、どちらにも登録している女性が結構います。あれ、この人どこかで見たなと気づくことがあると思います。
その時はどちらでもマッチングしましょう。相手は思うほどこちらを覚えていないものです。
この二つをまずは半年間、毎日活動してください。一日に30分でもいいです。夜を中心にメッセージを繰り返してください。何度も言いますが、カッコつけるのはNGです。カッコつけた女性の相手をするのもNGです。
みっともなく、カッコ悪く、素直にいきましょう。
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